2014/04/23

タイ・エアアジアXがバンコク―日本にLCC便を開設。7月に成田、関西に新規就航へ

タイの格安航空会社LCCのタイ・エアアジアXは、7月をめどに日本に乗り入れると発表しました。バンコク・ドンムアン空港から成田空港に週7往復、関西国際空港に週5往復就航します。

運賃は検討中で、従来の航空会社よりも15~20%以上安くする方針。北海道など他の都市へも乗り入れも検討します。

タイ・エアアジアXは、バンコク―韓国路線の就航も発表しました。マレーシアのエアアジアXが49%出資し、6月からの韓国便が初めての就航します。同日会見したナダ・ブラナシリ最高経営責任者(CEO)は中国路線も開設予定と明かしました。初年度売上高は10億バーツ(約31億円)を見込んでいるとのことです。

運賃やダイヤの正式発表は5月になる予定です。

2014/04/18

北海道新幹線の新函館開業の概要と車両が発表。H5系は4編成投入へ。

北海道新幹線の東京~新函館間の所要時間は最短4時間10分になります。JR北海道が北海道新幹線の概要と車両を明らかにしました。

北海道新幹線は、2016年春に開業予定です。新規開業区間は新青森~新函館(仮称)で、東京から直通列車が走ります。その所要時間は最短4時間10分。営業最高速度は時速320キロですが、新青森~新函館の北海道新幹線区間は260キロ、青函トンネルを含む在来線との供用区間は140キロになるとのことです。

車両はH5系で、これはJR東日本が運行する東北新幹線「はやぶさ」などのE5系と同じ。デザインはオリジナルで、東北新幹線と同じ緑や白を基調とし、差し色にラベンダーを連想させる紫を使って北海道らしさを示しました。

1編成10両で、8両が普通車、1両がグリーン車、1両が「グランクラス」。4編成計40両が投入されます。2014年秋にも第一編成が納入される予定で、その後、豪雪地帯向けの安全走行試験が行われます。

島田修社長は同日の記者会見で、4時間10分という所要時間が対東京での航空機との競合で厳しいことを認め、「北関東や西関東など羽田空港よりも(新幹線の駅まで)簡単にアクセスできる地域が重要なターゲットになる」と説明しました。大宮などからの旅客をターゲットにするということのようです。

気になる運行ダイヤの決定は開業の直前になります。